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クリーニングで色移りを落とす方法と料金・予防策

洗濯物を取り出したら、白いシャツがうっすらピンクや青に染まっていた……そんな色移りの経験、一度はあるのではないでしょうか。私も以前、デニムパンツと白いTシャツを一緒に洗ってしまい、見事に青く染まってしまったことがあります。色移りは発見した瞬間こそショックですが、実は落とし方さえ知っていれば、時間がたった場合でもかなりのケースで元に戻せます。

ただ、自分でやるか、クリーニングに出すかで迷う方も多いですよね。クリーニングの料金がどれくらいかかるのか、そもそもプロに頼めば確実に修復できるのかも気になるところです。さらに、クリーニング店に出したのに逆に色移りされて返ってきた場合の弁償についても、事前に知っておきたい情報かなと思います。

この記事では、洗濯やクリーニングでの色移りについて、落とし方の具体的な手順から料金相場、色移り防止のための対策、そしてトラブル時の弁償の流れまでまとめました。色移りする服の特徴や素材の見分け方なども紹介していますので、今困っている方も、今後の予防をしたい方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

ポイント

  • クリーニングで色移りを落とせるかどうかの判断基準と依頼時の注意点
  • 自分でできる色移りの落とし方と時間がたった場合の対処法
  • 色移り除去のクリーニング料金の相場と店選びのポイント
  • クリーニング店のミスによる色移りトラブル時の弁償の流れ

クリーニングで色移りを落とす方法と予防策を解説

ここでは、色移りしてしまった衣類をクリーニングで元に戻せるのかという根本的な疑問から、自分で対処する場合の具体的な手順、そして日常的にできる色移り防止のケアまでを順番に解説していきます。諦める前にやれることは意外と多いですよ。

色移りはクリーニングで落とせるのか

結論から言うと、技術力のあるクリーニング店であれば、大半の色移りは除去できます。ただし「100%確実に元通りになる」とまでは言い切れません。色移りの程度、生地の素材、染まってからの経過時間、そして衣類そのものの色の堅牢度によって、仕上がりには差が出てきます。

クリーニング店での色移り除去は「移染落とし」や「しみ抜き」と呼ばれる専門処理にあたります。家庭用の漂白剤とは異なる業務用の薬剤を使い、プロの目による素材判定と温度・時間の管理を組み合わせて処理するので、自力でやるよりも安全かつ効果的に対処できるのが大きなメリットですね。

クリーニングに出す前に押さえておきたいこと

色移りに気づいたら、衣類を乾かす前に、できるだけ早くクリーニング店に持ち込むのが鉄則です。乾燥させたり時間が経つと染料が繊維に定着し、プロでも完全除去が難しくなります。また、先に自己流で漂白剤を使ってしまうと、生地のダメージが重なって対応が困難になることもあります。

なお、全ての店舗が色移り除去に対応しているわけではなく、一般的なチェーン店では断られるケースも珍しくありません。「移染落とし」や「特殊しみ抜き」をメニューとして掲げている店、あるいはしみ抜き専門のクリーニング店を選ぶのがおすすめです。受付時に色移りの範囲と状態を見せて、除去できるかどうか事前に相談するのが確実ですね。

ドライクリーニング対応品の場合は処理方法が異なるため、衣類の洗濯表示をあらかじめ確認しておくとスムーズです。ドライ品の扱いについてさらに詳しく知りたい方は、クリーニングドライ品とは?水洗いNGな衣類の見分け方と注意点も参考にしてみてください。

色移りの落とし方で時間がたった場合

色移りの厄介なところは、時間が経てば経つほど繊維の奥に染料が入り込んでしまう点です。洗濯直後に気づいた場合と、数日〜数週間放置してしまった場合とでは、対処の難易度がまるで違います。

気づいた直後(数時間以内)の対処

色移りに気づいたのが洗濯してすぐであれば、もう一度洗い直すだけで落ちることも多いです。ポイントは、50℃〜60℃程度のお湯に中性洗剤を溶かし、つけ置き洗いをすること。お湯の温度が高めのほうが移染した染料が溶け出しやすくなります。つけ置き時間は30分〜1時間が目安です。

時間がたった場合(1日以上経過)の対処

すでに乾いてしまったり、1日以上経過した色移りには、より強力なアプローチが必要です。酸素系漂白剤を使ったつけ置きが効果的で、手順は次のとおりです。

まず、バケツやたらいに40℃〜50℃のお湯を張り、規定量の酸素系漂白剤を溶かします。色移りした衣類を浸し、1時間程度つけ置きしてください。あまり落ちていないようであれば、ぬるくなったお湯を入れ替えて、もう一度漂白液を作り直します。その後、通常どおり洗濯機で洗い直せばOKです。

塩素系漂白剤には要注意

塩素系漂白剤は漂白力が非常に強いため、白い衣類以外に使用すると衣類本来の色まで落としてしまうリスクがあります。色柄物に使えるのは酸素系漂白剤のみですので、必ずパッケージの表記を確認してください。

何度試しても落ちない場合は、無理に繰り返すと生地を傷めてしまうので、その段階でクリーニング店への相談に切り替えるのが賢明です。

洗濯の色移りを自分で落とす方法

クリーニングに出す前に、まずは自宅で試してみたいという方も多いかなと思います。ここでは、家庭にあるもので実践できる色移りの落とし方を具体的に紹介します。

方法1:お湯+多めの洗濯洗剤で再洗い

最もシンプルな方法です。50℃前後のお湯に、通常の2〜3倍量の洗濯洗剤を溶かし、色移りした衣類を30分〜1時間つけ置きします。その後、通常コースで洗濯機を回してください。軽い色移りならこれだけで落ちることが多いです。

方法2:酸素系漂白剤でつけ置き

前述のとおり、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を40℃〜50℃のお湯に溶かしてつけ置きする方法です。洗剤だけでは落ちなかった場合に試してみてください。粉末タイプのほうが液体タイプよりも漂白力が高い傾向があります。

方法3:重曹+お酢を活用する

洗濯槽にぬるま湯を張り、重曹を大さじ2〜3杯、お酢を大さじ1杯加えて衣類を浸します。重曹のアルカリ性が汚れや染料を浮かせ、お酢が中和する仕組みです。ただし、効果はあくまでマイルドなので、ごく軽度の色移りに向いています。

洗濯表示は必ず確認を

いずれの方法も、衣類の洗濯表示タグを事前に確認することが大切です。「漂白剤使用不可」のマークが付いている場合は、酸素系漂白剤も避け、クリーニング店に相談してください。

デニムの色移りを防ぐ洗い方のコツ

色移りの「犯人」として最も多いのが、デニムです。ジーンズやデニムジャケットはインディゴ染料で染められており、特に新品のうちは大量の余分な染料が繊維に残っています。これが洗濯中に溶け出し、一緒に洗った衣類に付着してしまうわけですね。

デニムの色移りを防ぐためには、いくつかのポイントがあります。

まず、購入後の最初の2〜3回は、デニムを単独で洗うのが基本中の基本です。余分な染料が落ち切るまでは、他の衣類と一緒にしないことで色移り事故を大幅に減らせます。

洗う際は、デニムを裏返してから洗濯ネットに入れてください。表面の摩擦が減ることで色落ち自体を抑えられます。水温はなるべく低め(常温〜30℃程度)に設定し、洗剤は中性洗剤かデニム専用洗剤を選ぶのがおすすめです。アルカリ性の強い粉末洗剤は色落ちを促進させてしまいます。

また、塩大さじ2杯やお酢大さじ1杯を洗濯水に加えると、染料の定着を助ける効果があるとも言われています。絶対的な効果を保証するものではありませんが、試してみる価値はあるかなと思います。

色移り防止に役立つグッズと習慣

色移りは、ちょっとした習慣やグッズで大部分を予防できます。普段の洗濯にひと工夫するだけなので、ぜひ取り入れてみてください。

色移り防止シート

洗濯機に衣類と一緒に入れるだけで、洗濯水中に溶け出した余分な染料を吸着してくれるシートです。海外メーカーのものから国内メーカーのものまで各種販売されていて、1枚あたり数十円程度のコストで使えます。濃い色と薄い色を一緒に洗わなければならないときに特に重宝します。

洗濯ネットの活用

色落ちしやすい衣類を洗濯ネットに入れることで、他の衣類との直接接触を減らし、摩擦による色移りリスクを下げられます。特にデニムや赤系の衣類は、ネットに入れるだけでもかなり違いますよ。

仕分け洗いを習慣に

最もシンプルかつ効果的な予防策は、白い衣類・薄い色の衣類と、濃い色の衣類を分けて洗うことです。面倒に感じるかもしれませんが、洗濯カゴを2つ用意して日頃から仕分けしておけば、洗濯時の手間はほとんど増えません。

そのほか、洗濯物を洗い終わったらすぐに干す(濡れたまま放置しない)ことも大切です。洗濯槽の中で衣類同士が濡れた状態で長時間触れ合っていると、色が移るリスクが高まります。

クリーニングの色移りトラブル時の料金と対応策

ここからは、実際にクリーニング店に色移り除去を依頼する場合の料金目安や、信頼できる店の選び方を解説します。また、クリーニング店側のミスで色移りが発生した場合にどう対応すればいいのか、弁償の仕組みについても整理しました。

色移りのクリーニング料金の相場

色移り除去(移染落とし)をクリーニング店に依頼した場合の料金は、衣類の種類や色移りの程度によってかなり幅があります。あくまで一般的な目安ですが、以下のような価格帯が多く見られます。

色移りの程度 料金の目安 備考
軽度(うっすら変色) 1,500円〜3,000円程度 通常のしみ抜きの延長で対応可能なケース
中度(はっきり色が付いている) 3,000円〜5,500円程度 Tシャツ・トレーナーなどの染料系色移り
重度(広範囲・濃い色移り) 5,500円〜8,800円以上 インディゴ・顔料系の色移りなど特殊処理が必要

上記はあくまで参考価格です。店舗によって料金体系は異なりますし、衣類の素材やブランドによっては追加料金がかかることもあります。見積もりは無料の店が多いので、必ず事前に現物を見てもらい、見積もりを取ってから依頼するようにしましょう。

また、宅配クリーニングの中には「移染落とし」のオプションを設けているところもあり、店舗まで行けない場合の選択肢になります。ただし、宅配の場合は仕上がりまでに通常より日数がかかる傾向があります。クリーニングの所要日数について詳しく知りたい方は、クリーニングは何日かかる?衣類別の目安と早くする方法もあわせてご覧ください。

色移り修復を依頼できる店の選び方

色移り除去は、通常の洗濯やドライクリーニングとは別の専門的な技術が必要な作業です。どの店に頼むかで結果が大きく変わるので、店選びは慎重にいきたいところですね。

しみ抜き・移染落としの実績があるか

ホームページや店頭で「しみ抜き」「移染落とし」「色修復」などのメニューを明記しているかどうかをチェックしましょう。実績や事例写真(ビフォーアフター)を掲載している店はなお安心です。

事前見積もりと相談が丁寧か

受付時に衣類の状態を丁寧に確認してくれるかどうかは、店の技術力を判断するうえで重要なポイントです。「やってみないとわかりません」とだけ言われるよりも、「この素材だと完全には難しいかもしれませんが、ここまでは落とせると思います」のように、リスクと見通しを率直に説明してくれる店のほうが信頼できます。

Sマーク・LDマーク取得店を目安にする

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会に加盟し、品質基準を満たした店舗には「Sマーク」や「LDマーク」が付与されています。これらのマークがある店は、万が一のトラブル時にもクリーニング事故賠償基準に基づいた対応が期待できるので、ひとつの目安になります。

クリーニングで色移りされた時の弁償の流れ

自分でクリーニングに出した衣類が、店側の不手際で色移りされて返ってきたというトラブルも、残念ながらゼロではありません。このような場合、泣き寝入りする必要はなく、業界共通の賠償基準に基づいて弁償を求めることができます。

クリーニング事故賠償基準とは

クリーニング業界には、全国クリーニング生活衛生同業組合連合会「改訂・クリーニング事故賠償基準」という統一ルールがあります。これは、クリーニング業者が利用者から預かった衣類の処理にあたり、職務上の注意を怠ったことで損害が生じた場合に、賠償額を算定するための基準です。

賠償額の目安としては、ドライクリーニングの場合はクリーニング料金の40倍、ランドリー(水洗い)の場合は20倍が上限とされています。ただし、衣類の購入時期や使用状況により減額されることもあります。

トラブル発生時にやるべきこと

色移りに気づいたら、まず以下の手順で対応しましょう。

1. 速やかに店舗に連絡する:賠償基準では、衣類を受け取ってから6か月を過ぎると賠償請求ができなくなります。気づいた時点ですぐに連絡してください。

2. 現物を保管する:再洗いや自己処理をせず、色移りした状態のまま保管してください。証拠として必要になります。

3. 購入時のレシートや領収書を確認する:賠償額の算定には衣類の購入価格が必要です。レシートがなくても対応してもらえるケースはありますが、あるとスムーズに進みます。

注意:事前の「了承書」にサインしていませんか?

色落ちリスクがある衣類をクリーニングに出す際、店側から「万一の色移りについては責任を負いません」といった趣旨の事前説明や了承書へのサイン を求められることがあります。この場合、サイン後の色移りについてはクレームが認められないケースがあるため、受付時の説明内容はしっかり確認しておきましょう。

店舗との話し合いで解決しない場合は、お住まいの地域の消費生活センターに相談するのもひとつの方法です。最終的な判断は専門家にご相談ください。

色移りする服の見分け方と注意点

そもそも「どんな服が色移りしやすいのか」を知っておけば、洗濯トラブルの大半は未然に防げます。ここでは、色移りリスクの高い衣類の見分け方を整理しました。

新品・初回洗いの濃い色の衣類

購入してまだ一度も洗っていない衣類は、余分な染料が繊維に大量に残っている可能性が高いです。特に濃い赤、紺、黒、インディゴブルーの衣類は要注意です。最初の数回は単独で洗うか、同系色の衣類だけとまとめて洗うのが安全です。

色落ちテストで事前にチェック

心配な衣類は、洗う前に簡単な色落ちテストをしてみてください。白い布やティッシュに少量の洗剤液を付け、衣類の目立たない部分を軽くたたいてみます。白い布に色が付いたら、色落ちのリスクが高い衣類です。他のものとは分けて洗いましょう。

海外製品や手染めの衣類

海外製の衣類、特にファストファッションブランドの鮮やかな色味のアイテムや、伝統的な手染め・バティック製品などは、国内メーカー品に比べて染色堅牢度が低いことがあります。洗濯表示を確認し、手洗いやドライクリーニングの指定がある場合は、その指示に従うのが無難です。

洗濯で色移りしやすい素材と色の特徴

色移りしやすいかどうかは、衣類の色だけでなく素材にも大きく左右されます。どんな組み合わせが危険なのかを知っておくと、日頃の洗濯でリスクを減らせます。

色移りしやすい素材

綿(コットン)は最も色移りしやすい素材のひとつです。吸水性が高く繊維が染料を取り込みやすいため、色が移る側にも移される側にもなりやすい特徴があります。麻(リネン)も同様の理由で注意が必要です。

一方、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は、一般的には色移りしにくいとされています。ただし、ポリエステルは一度色が移ってしまうと逆に落としにくいという厄介な面もあるので、油断は禁物です。

危険な色の組み合わせ

最も避けたい組み合わせは、濃い色(赤・紺・黒)と白・淡い色の衣類の同時洗いです。特に赤系の染料は水に溶け出しやすく、白い衣類がピンク色に染まってしまう典型的なパターンです。デニムのインディゴ染料も同様に溶け出しやすいため、ジーンズと白シャツの組み合わせは避けてください。

水温が高いほど色移りリスクは上がる

一般的に、水温が高くなるほど染料が溶け出しやすくなります。色落ちが心配な衣類は、常温〜30℃以下の水温で洗うのが安心です。逆に、色移りしてしまった衣類を落としたいときには、高めの温度を利用するわけです。

クリーニングと色移りで失敗しないまとめ

クリーニングでの色移りトラブルを防ぎ、万が一起きてしまった場合にも適切に対処するためのポイントを最後に整理しておきます。

まず、洗濯時の色移りは早期発見・早期対処が何より大切です。気づいたら乾かさずにすぐ再洗い、それでもダメならクリーニング店に持ち込む。この流れを頭に入れておくだけで、被害を最小限に抑えられます。

自分で落とす場合は、酸素系漂白剤とお湯を使ったつけ置きが基本の対処法です。時間がたった色移りでも、繰り返し処理すれば改善するケースは多いです。ただし、デリケートな素材や色柄物は無理をせずプロに任せましょう。

クリーニング店に依頼する場合は、しみ抜きや移染落としの実績がある店を選び、必ず事前に見積もりを取ること。料金は軽度で1,500円〜、重度だと8,000円以上になることもあります。なお、ここで紹介した料金はあくまで一般的な目安ですので、正確な情報は各店舗の公式サイトをご確認ください。

そして、クリーニング店側のミスで色移りが起きた場合は、クリーニング事故賠償基準に基づいて弁償を求めることができます。受け取りから6か月以内に申し出ることが条件なので、返却された衣類はなるべく早めにチェックする習慣をつけておきたいですね。

日頃の予防としては、濃い色と薄い色の仕分け洗い、新品衣類の単独洗い、色移り防止シートの活用が効果的です。ちょっとした習慣の積み重ねで、大切な衣類を色移りから守ることができます。

この記事の情報はあくまで一般的な知識をもとにまとめたものです。衣類の素材や状態によって最適な対処法は異なりますので、判断に迷った場合は、クリーニングの専門家やお近くの消費生活センターにご相談ください。

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