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洗濯のすすぎは何回が正解?回数の決め方を徹底解説

洗濯のすすぎって何回にするのが正解なのか、意外と迷いますよね。洗濯機の標準設定では2回になっているけれど、最近はすすぎ1回で大丈夫という液体洗剤も増えていますし、一方で洗濯のプロは3回を推奨していたりもします。粉末洗剤と液体洗剤で最適なすすぎ回数が違うのか、柔軟剤を使うときは回数を増やしたほうがいいのか、部屋干しの臭いや黄ばみを防ぐにはどうすればいいのかなど、気になるポイントはたくさんあるかなと思います。

私も以前は何も考えずに標準設定のまま洗濯していたのですが、衣類の洗剤残りが気になったり、部屋干しで嫌なニオイが発生したりした経験がきっかけで、すすぎの回数を意識するようになりました。敏感肌の家族がいたり、赤ちゃんの衣類を洗う場面があったりすると、すすぎの設定は適当にしておけないですよね。ドラム式洗濯機で設定を変更する方法が分からないという方もいるかもしれません。

この記事では、洗濯のすすぎは何回がベストなのかという疑問に対して、洗剤の種類や衣類の状態、生活スタイルに合わせた回数の決め方を具体的にお伝えしていきます。節水や時短を実現しつつも、洗剤残りによるトラブルを防ぐためのポイントが分かる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

ポイント

  • すすぎ1回と2回の違いと自分に合った回数の判断基準
  • 粉末洗剤や液体洗剤など洗剤タイプ別のすすぎ回数の目安
  • 柔軟剤使用時や敏感肌の方に適したすすぎの考え方
  • 部屋干しの臭い防止と節水を両立させるすすぎのテクニック

洗濯のすすぎは何回が正解か基本の考え方

すすぎの回数を決めるには、まず基本的な仕組みを理解しておくことが大切です。ここでは、すすぎ1回と2回の違いから、洗剤の種類ごとの推奨回数、プロが3回を基準にする理由、すすぎ方式の違い、柔軟剤との相性、そして洗濯機の設定方法まで、すすぎ回数を決めるために知っておきたい基本知識をまとめて解説していきます。

すすぎ1回と2回どっちがいいか判断する基準

結論から言うと、すすぎの最適な回数は「使っている洗剤の推奨回数」と「洗う衣類の状態」によって変わります。万人に共通する唯一の正解があるわけではないんですよね。

一般的な洗濯機の標準コースでは、すすぎは2回に設定されています。これは「洗い → 排水 → すすぎ1回目 → 脱水1回目 → すすぎ2回目 → 脱水2回目」という流れで、洗剤成分を段階的に取り除いていく仕組みです。

すすぎ1回が向いているのは、パッケージに「すすぎ1回OK」と記載されている液体洗剤を使っていて、なおかつ汚れが軽い普段着を洗うケースです。この条件が揃っていれば、1回のすすぎでも洗剤をしっかり落とせるよう処方されています。

一方、以下のようなケースではすすぎ2回以上にしておくのが安心です。

  • 洗剤の使用量がつい多めになってしまったとき
  • 汗をたっぷりかいた衣類や汚れがひどいもの
  • 柔軟剤を併用するとき
  • 敏感肌の方や赤ちゃんの衣類を洗うとき
  • 粉末洗剤やおしゃれ着用洗剤を使うとき

迷ったときは2回にしておくのが無難です。1回で済む場面なら節水メリットを取り、少しでも気になる要素があれば2回に設定するという考え方が、バランスの良い判断基準かなと思います。

粉末洗剤と液体洗剤で変わるすすぎ回数の目安

洗剤の種類は、すすぎ回数を決める上でとても重要な要素です。大きく分けて粉末洗剤と液体洗剤では特性が異なるため、推奨されるすすぎ回数も違ってきます。

液体洗剤の場合

液体洗剤は水に溶けやすく泡切れが良い特徴があります。現在販売されている多くの液体洗剤は「すすぎ1回OK」と表記されていて、1回のすすぎで洗剤成分を落としきれるように設計されています。節水や時短を優先したい方は、液体洗剤ですすぎ1回という選択肢がとれますね。

粉末洗剤の場合

粉末洗剤は洗浄力が高い一方で、水に溶けにくいという弱点があります。特に冬場の低い水温では溶け残りが発生しやすく、すすぎは2回が基本です。ほとんどの粉末洗剤のパッケージにもすすぎ2回が推奨と記載されています。すすぎを1回に減らすと、溶け残った洗剤が衣類に付着したまま残ってしまう可能性があるので注意が必要です。

ジェルボール型洗剤の場合

ジェルボール型洗剤は液体洗剤と同様にすすぎ1回で対応している製品が多い傾向です。ただし製品ごとに異なるので、パッケージの表示を確認するようにしてください。

洗剤選びの基本ルール

すすぎ回数は、洗剤のパッケージに記載されている推奨回数に従うのが大前提です。メーカーはその回数で洗剤成分が十分に落ちることを検証した上で表記しているため、まずはこの表示を基準にしましょう。

プロが推奨するすすぎ3回の理由とは

洗濯の専門家やクリーニングのプロの間では、すすぎは3回を基準にするという考え方が広まっています。家庭の標準設定が2回、洗剤メーカーが1回OKと言っている中で、なぜ3回なのでしょうか。

その理由は、すすぎの本来の目的が「洗剤を落とすこと」だけでなく「汚れを衣類から完全に引き離すこと」にもあるからです。洗いの工程では洗剤の力で汚れを繊維から浮かせますが、浮いた汚れをしっかり排出するのはすすぎの役目。すすぎの回数が足りないと、浮いた汚れが再び繊維に付着してしまうことがあります。

洗濯研究の専門家は、すすぎが不十分な状態で残った汚れは菌のエサになり、部屋干し時の嫌なニオイや、時間が経ってからの黄ばみ、黒ずみの原因になると指摘しています。

とはいえ、毎日の洗濯で必ず3回すすぐというのは、水道代や時間の面で現実的ではないと感じる方も多いですよね。そこで、白い衣類やくすみが気になるものは3回、濃い色の衣類は2回というように、衣類の色や汚れ具合に応じて回数を調整するのが実用的な方法です。

注水すすぎとためすすぎの違いと使い分け

すすぎの「回数」とあわせて押さえておきたいのが、すすぎの「方式」の違いです。多くの洗濯機には「ためすすぎ」と「注水すすぎ」という2つの方式が搭載されています。

ためすすぎ

洗濯槽に設定水位まで水をためてから、衣類を攪拌してすすぐ方式です。水の使用量が少なく、節水向き。ほとんどの洗濯機ではこちらが標準設定になっています。普段着の洗濯や軽い汚れにはためすすぎで十分です。

注水すすぎ

水をためた後も給水を続けながらすすぐ方式です。常に新しい水が流れ込むため、洗剤や汚れをより効率的に排出できます。ただし、ためすすぎに比べて水の使用量はかなり多くなります。

使い分けのポイントとしては、普段の洗濯にはためすすぎ2回、汚れがひどいときや洗剤残りが気になるときには注水すすぎを1回取り入れるというのがバランスの良い方法です。注水すすぎ1回とためすすぎ2回では、注水すすぎのほうがきれいにすすげるものの、水の使用量も多くなる点は覚えておきましょう。

柔軟剤を使うときに最適なすすぎ回数

柔軟剤を使っている方は、すすぎの回数に特に注意が必要です。柔軟剤を使うならすすぎは2回以上が基本と覚えておいてください。

柔軟剤は、すすぎの最後の水に自動投入される仕組みになっています。もしすすぎが1回だけだと、まだ洗剤や汚れが残っている状態の水に柔軟剤が投入されてしまうんですよね。その結果、汚れと一緒に柔軟剤が繊維をコーティングしてしまい、黒ずみや嫌なニオイの原因になることがあります。

すすぎ2回であれば、1回目のすすぎで洗剤と汚れをしっかり落とし、2回目のすすぎのときにきれいな水に柔軟剤が投入されるため、柔軟剤本来の効果を発揮しやすくなります。香りの持続や、ふんわりとした仕上がりを求めるなら、すすぎ回数は惜しまないほうがいいですね。

柔軟剤使用時の注意点

柔軟剤の量を多めに入れても香りや効果が上がるわけではありません。規定量を超えて使用すると、衣類のゴワつきや吸水性の低下を招くことがあります。柔軟剤はパッケージに記載された使用量を守りましょう。

ドラム式洗濯機ですすぎ回数を変更する方法

すすぎの回数を調整したいと思っても、洗濯機の設定方法が分からないという方もいるかもしれません。基本的な操作の流れはメーカーや機種によって異なりますが、おおむね以下のような手順で変更できます。

まず、洗濯機の電源を入れて使いたいコース(標準コースなど)を選択します。次に、操作パネルにある「すすぎ」ボタンを押すと、すすぎの回数が切り替わります。1回→2回→3回というように、ボタンを押すたびに回数が変わる方式が一般的です。

また、メモリー機能(マイコース、お気に入り登録など名称は機種によって異なります)が搭載されている洗濯機であれば、洗い時間やすすぎ回数、脱水時間をまとめて設定して記憶させることもできます。一度設定しておけば、毎回変更する手間が省けるので便利ですね。

縦型洗濯機でも基本的な操作方法は同様です。すすぎボタンでの切り替えか、コース設定のカスタマイズ機能を使います。機種ごとの詳しい手順については、お使いの洗濯機の取扱説明書やメーカー公式サイトをご確認ください。

洗濯のすすぎ回数が何回か気になる場面別の対処法

基本の考え方が分かったところで、ここからは具体的な場面ごとの対処法を見ていきます。部屋干しの臭い対策から、黄ばみや洗剤残りの防ぎ方、デリケートな肌への配慮、そして節水と時短の両立方法まで、日々の洗濯で実際に役立つポイントをお伝えします。

部屋干しの臭いを防ぐすすぎ回数のポイント

梅雨の時期や天気が悪い日が続くと、どうしても部屋干しの出番が増えますよね。あの独特の生乾き臭、本当にイヤなものです。実は部屋干しの臭いは「干し方」よりも「洗い方」に原因があることが多く、すすぎの回数を見直すだけで大きく改善する場合があります。

部屋干し臭の主な原因は、衣類に残った汚れをエサにして雑菌が繁殖することです。すすぎが足りないと、洗いで浮かせた汚れが衣類に残ったままになり、乾燥に時間がかかる部屋干しの環境で菌が増えてしまいます。

部屋干しが多い方は、以下のポイントを意識してみてください。

  • すすぎ1回OKの洗剤でも、部屋干し時はすすぎ2回以上に設定する
  • 洗濯物の量は洗濯槽の7〜8割程度に抑える
  • 洗い時間を短くしすぎず、10分以上は確保する
  • 1回目のすすぎを注水すすぎにすると汚れが残りにくい

「すすぎ回数を1回増やしたら部屋干し臭がなくなった」というのは、わりとよく聞く話です。コストもすすぎ1回分の水道代と電気代(一般的な目安としてごくわずかな金額)が増える程度なので、臭いに悩んでいる方はまず試してみる価値がありますよ。

黄ばみや洗剤残りを防ぐすすぎのコツ

白いシャツやTシャツが次第に黄ばんでくる原因の一つは、繊維に蓄積した皮脂汚れや洗剤の残留成分です。すすぎが不十分な状態で洗濯を繰り返すと、毎回少しずつ汚れや洗剤が蓄積していき、時間が経つと目に見える黄ばみや黒ずみとして現れます。

黄ばみや洗剤残りを防ぐためのすすぎのコツは次の通りです。

まず、白い衣類やくすみが気になる淡い色のものは、すすぎを3回に設定するのが効果的です。濃い色の衣類は2回でも問題ないことが多いですが、白い衣類は汚れの蓄積が見た目に出やすいため、念入りにすすぐ価値があります。

次に、洗剤の量を守ること。多めに入れたほうが汚れが落ちそうに感じますが、洗剤の量が多すぎるとすすぎで落としきれず、残った洗剤が黄ばみの直接的な原因になります。洗剤はパッケージの表示に従って正確に計量してください。

さらに、洗濯物を詰め込みすぎないことも大切です。衣類が多すぎると、すすぎの水が全体に行き渡らず、部分的に洗剤が残ることがあります。余裕を持たせて洗濯槽に入れることで、すすぎの効率が大幅に上がりますよ。

敏感肌や赤ちゃんの衣類は回数を増やすべき理由

敏感肌の方やアトピー性皮膚炎をお持ちの方、そして赤ちゃんの衣類を洗うときは、すすぎの回数を通常より多めにすることを強くおすすめします。

赤ちゃんの肌は大人の約半分の薄さで、外部からの刺激に対してとてもデリケートです。衣類に残ったわずかな洗剤成分でも、赤みやかゆみ、湿疹を引き起こす可能性があります。赤ちゃんの衣類は、すすぎ1回OKの洗剤であっても、すすぎ2回以上で洗うのが安心です。

敏感肌の方も同様で、洗剤や柔軟剤の残留成分が肌に長時間触れることで、かゆみや肌荒れにつながるケースがあります。以下のような対策を組み合わせると、肌への負担をより軽減できます。

  • すすぎを2〜3回に増やす
  • 低刺激タイプやベビー用の洗剤を選ぶ
  • 柔軟剤の使用を控えるか、無香料タイプにする
  • 洗剤は規定量を超えないよう正確に計量する

すすぎ回数を増やしても肌トラブルが改善しない場合は、洗剤の成分が肌に合っていない可能性もあります。その場合は、皮膚科の専門医に相談されることをおすすめします。

すすぎ回数を減らして節水と時短を両立する方法

すすぎは回数を増やすほど衣類はきれいになりますが、その分水道代や電気代がかかり、洗濯時間も長くなります。家計への配慮や忙しい毎日の中では、節水と時短も無視できないポイントですよね。

ライオン株式会社の公式発表によると、すすぎを2回から1回に減らすことで、洗濯1回あたり約36Lの節水につながるとされています。これを毎日続けると、1年間で浴槽約2か月分の水量に相当する節水効果が見込めます。(出典:ライオン株式会社「Choose one Project」

節水と洗い上がりを両立させるためのポイントは次の通りです。

まず、すすぎ1回対応の液体洗剤を使い、規定量を正確に守ること。これが大前提です。対応していない洗剤ですすぎを減らすと、洗剤残りのリスクが高まります。

次に、汚れの軽い普段着はすすぎ1回、汚れが強いものや白い衣類はすすぎ2回以上というように、洗濯物ごとに回数を使い分けること。毎回同じ設定にする必要はなく、その日の洗濯物に合わせて柔軟に変えるのが賢い方法です。

また、すすぎ方式の選択でも節水は可能です。注水すすぎよりためすすぎのほうが水の使用量は少ないため、軽い汚れの洗濯物にはためすすぎを選ぶと、さらに水道代を抑えられます。

すすぎ回数を減らすと水流や衣類同士の摩擦が減るため、衣類へのダメージが少なくなるというメリットもあります。お気に入りの服を長持ちさせたい方にとっても、すすぎ1回対応洗剤の活用は効果的です。なお、節水効果の具体的な金額は水道料金の地域差やお使いの洗濯機によって異なりますので、あくまで一般的な目安として参考にしてください。

洗濯のすすぎは何回がベストかまとめ

ここまで見てきたように、洗濯のすすぎが何回がベストかは、使っている洗剤の種類、衣類の汚れ具合、肌の状態、柔軟剤の使用有無といった条件によって変わります。一概に「〇回が正解」とは言い切れないのが実情です。

すすぎ回数の目安まとめ

すすぎ1回対応の液体洗剤で軽い汚れの普段着を洗う場合はすすぎ1回でも問題ありません。粉末洗剤を使う場合やしっかり汚れを落としたい場合はすすぎ2回が基本です。柔軟剤を使う場合もすすぎ2回以上が推奨されます。白い衣類やニオイが気になるものには3回が理想的。敏感肌の方や赤ちゃんの衣類はすすぎ2回以上を心がけましょう。洗剤のパッケージに記載された推奨回数をベースに、衣類の状態に合わせて回数を調整するのが最も確実な方法です。

大切なのは、自分の生活スタイルに合ったすすぎの回数を把握して、場面ごとに使い分けることです。節水や時短を追求しすぎて洗剤残りやニオイに悩むのも、必要以上にすすぎ回数を増やして水道代がかさむ

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